中国営業所駐在の営業マンA氏が、中国大手企業XYZ社から電話による問い合わせで引き合いを受けた。
訪問アポイントメントを取り先方企業を訪問して技術担当者のB氏との打合せを行った後、メールにて見積書を提出した。
数日後、面識の無いXYZ社の購買部のC氏から電話があり、発注と引き換えに見積価格の10%の賄賂を要求された(日本円で約100万円相当)。
対策方法:
中国でのビジネスで賄賂は多かれ少なかれ必要とされるケースはあるが、今まで会ったことも無い人物からの要求には応えるべきではない。
万が一この人物が失脚した場合、今回だけでなく今後の取引の可能性までもが無くなる可能性もあるため、気軽にこの様な要求には応じるべきではない。
また日本人が賄賂を使いこなすのは非常に難しいため、賄賂を使わなければ話がまとまらないケースでは信頼できる中国人の協力者を得て行う方が確実。