中国(香港、マカオ、台湾、を含まず)に滞在する場合、15日以内であればビザは必要ありませんがそれ以上の滞在ではビザが必要です。
Lビザ、Fビザ、F/Lビザ、Xビザ、Zビザなどがあり中国でビジネスを行う場合、就労ビザであるZビザの取得が必要になりますが、中国に法人を設立するか中国の法人に勤めるかしないとZビザは取れません。
ゆえにZビザの取得が出来ない場合、それ以外のビザのうちF/Lビザ(マルチビザ)を取得するのがお勧めです。
有効期間も長いもので2年間、また中国への入国回数に制限が無いため非常に便利です。中国で法人を設立した後にはZビザを取得しますが、それまではマルチビザでの滞在で基本的に問題ありません。日本には多くの中国ビザ取得代行会社がありますので、価格や納期を比較した上で申請されると良いかと思います。
かつては香港でもマルチビザ取得が出来たのですが、2008年の北京オリンピック開催あたりから取得ができなくなり、現在香港の旅行会社が日本へのマルチビザ取得ツアーを組んだりして対応しています。
また深センへの出張で1、2カ月程度であればビザ無しで来られても対応方法があります。
それは『中国に入国後、滞在期限の15日以内に香港に行く』という方法です。
例えば隔週の土曜日に日帰りで香港に行き美味しいランチを食べて深センに戻る、といった感じで構いません。それにより中国での滞在日数が再び0からカウントされます。
香港は中国の一部ではありますが、ある意味いまだに外国扱いのためこの様な方法が取れるわけです。